カットに自信がない方へ
ハラカラは入社後、希望者はカット講習に参加することができます。
カットに自信がない方には、カットの成り立ちを理解していただくことから学んでいただきます。
カットの成り立ちが解ると、展開図が頭に浮かぶようになります。
展開図が頭に浮かぶようになるためには、頭皮をしっかりとブロッキングし、その部位がどのような働きをしているのかを理解する必要があるわけです。
例えば襟足の部分とトップの部分は役割が違います。
トップの髪は主にフォルムや動きに作用します。
ボブの襟足部分をトップの長さより短くすると、トップの髪は内巻きに入りやすくなります。
このようにスタイルを切るだけでなく、髪型の作り方を頭で理解することが大切です。
カットに自信がない方は、スタイリスト昇格試験に合格するためだけに、課題のスタイルを練習してきただけなのかも知れません。
また、店長やオーナーの気まぐれでスタイリストにされたのかも知れません。
これでは、
スタイリストデビュー後、ビクビクしながら入客したり、お客さまがリピートしない、という悩みが出てきます。
そこで、なぜリピートしないのか?を考えてみましょう。
それはカット試験の課題のスタイルが、あなたのターゲットとする層向けではなかったからです。
いくらウィッグを綺麗に切れてもお客さまのニーズに合っていなければそのカット技術は使えません。
若い人にサイドを流すようなスタイルをしても気に入ってもらえません。
たとえ綺麗にカットされていてもです。
結果、似合わせられないからリピートしないわけです。
そんな経験からターゲット層に絞った練習が必要だと考え、オリジナルのスタイルを作成しました。
あなたが20代なら同世代の10〜30代をターゲットとするカット練習をしっかりとする。
あなたが40代なら同世代〜70代までをターゲット層とし、カット練習をする。
このようにターゲット層を絞り、まずは同年代に対応できるようカット練習をし、自信を深めながらメンズやショートの練習へ移行していくのです。
スタイリストになるための課題があるサロンならまだマシな方で、店長やオーナーのさじ加減でスタイリストになるケースもありますから、デビュー時にすでにカットに自信がない方もいらっしゃるはずです。
数やればそのうち自信が持てるよ。
そんな言葉を鵜呑みにしてはいけません。
この機会にぜひカットに自信をつけ、顧客を増やして給料をUPさせましょう。
毎日のカットが楽しくなれば、あなたは笑顔になります。
その笑顔がお客さまに、そしてそのお客さまから周りの方々へと波紋のように広がります。
笑顔の波紋の中心はあなたの笑顔から始まります。
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